アントワープの「手」とベルギーの駄菓子

ベルギー帰りの友人からのお土産のなかでもちょっと異色のアントワープの「手」
アントワープのお菓子屋さんではチョコレートの他、クッキーの「手」もあったそうです。
これはアントワープの地名の起源伝説に基づくお菓子なのだそうです。

その昔、ローマ帝国の属州であった頃、街を流れる川の岸ににアンティゴンという巨人が住んでおり、
航行する船に高額の通行税を要求し、拒む者の手を切り落としては、川に投げ込んでいた。
そこで勇敢な兵士ブラボーが巨人退治に名乗りをあげ、「目には目を」とばかりに見せしめとして
巨人の手を切り落とし、川へ投げ入れた、と言い伝えられてきたそうです。

Hand手、werpen投げる(フラマン語=オランダ語)「ハント・ウェルペン」に因む菓子です。
つぶれてしまったチョコの隙間からちょっと見えるように、中にはマジパンが入っています。
香料付きのマジパンがこういうふうに使われるのは北ヨーロッパらしいなぁと感じます。



ひとつひとつ魅力的なベルギーの駄菓子コレクション?
マリアさまの砂糖菓子はcougnousにのせる幼子イエスの砂糖菓子と同じタイプ。
三角の形のは「(でか)鼻」!という名前。道化の赤い鼻を表しているようです。
中にはねっとりとしたフランボワーズのジャムが入っています。
平たく丸い麩焼き煎餅をふたつ合わせたような菓子の中にはレモン味のお砂糖が入ってたり、
白いいびつなボール状のコンフィズリは芯にヘーゼルナッツ。
金平糖のルーツ、スペインのコンフェイトに似ています。これはパリで見つけたものだそうですが・・・。
そして木の幹を割ったような形のさらし飴?と、小さい木の実のようなカシスのボンボン。
マリアさま以外はどれも素材な味が生きた大人の駄菓子でした。


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2002.12