縁起菓子

フランドルのクリスマスのブリオッシュ

東京のふと立ち寄ったお店でこの陶板を見つけた時は、もしや!と胸が躍りました。
お店の方に聞くと、「オーナメント(ニュルンベルク製)です。」というだけの返事でしたが、
その時に、今年のクリスマスにはこれでフランドルのあのブリオッシュを焼こう!と決めました。
普段パンもお菓子も焼かない私にはかなりの冒険ですが、自分でつくるしかない!

スペイン統治時代の名残を残すこのブリオッシュは、最初はスペイン銀貨を乗せたそうです。
このような陶板をのせたものも、今はもう博物館などでお目にかかれるくらい。
その名前は地域によって無数に存在し、クリスマスや新年の菓子として現代版はつくられています。
写真のものはフランスのフランドル地方のルセットでつくってみました。

実はこのクリスマスのブリオッシュ、フランドルに限りません。
そしてその形も、糸巻きの形、頭をふたつ持つ形、骨、ヒトガタ、御包みの幼子、など変則的。
形と呼び名の多様性と類似性。複雑な背景を持っているこのブリオッシュは「お年玉パン」ともいわれます。

クリスマスは新年をまたいで、12夜、顕現祭の1月6日まで。
その間にいろんな形のブリオッシュがあちこちでつくられ、
どれも見過ごせない意味がたっぷりと練りこまれ、今も焼かれていると思うと、ワクワクします。

この頃東京でもヒトガタパンが売られてるのを見かけます。

左からボノム(カイザー)、グリティベンツ(成城石井)。
日本ではひとり有名な、あのジンジャーブレッドマンだって、お仲間に違いないのです。


「幼子の砂糖人形を中に入れる」というルセットもあり、左の砂糖人形の代わりに、
その実物から型どって自分でつくった陶器のフェーブを入れてみました。

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2007.12