縁起菓子

閻魔さまのおめこぼし
なんとしゃれた名前をつけたものでしょう。 「おめこぼし」がまるでげんこつのように思えて、
私が神社仏閣のいただきものを好きなことを知る友人から京都土産にいただいたあられです。
この千本えんま堂はえんま堂狂言でも有名なお寺です。
そして、いっしょに写っているのは狂言『土蜘蛛』で用いられる「蜘蛛の糸」入り散華です。
散華に心魅かれる私にどうぞ、とくださったのです。
鉛の芯に和紙のひもを巻いた形の「蜘蛛の糸」。
狂言のなかのこの小道具を、外国のロックグループが使っているのを見たことがありましたが、
手の中から一斉に糸が出る仕掛けのこのパフォーマンスも
実は狂言の中で長年使われてきた手法だったことを、私はこの時知りました。
そんなこととは知らずにいた私に閻魔さまからのメッセージのようでした。
これもまた別の時の京都土産。ぎっしり貴重なお菓子たち。
やはり同じ友人からです。どんな方か知りたい方はかわら版vol2をご覧あれ!
松屋籐兵衛の「福耳」もネーミングの妙。ながひかしの「醍醐」はほんのり甘いチーズでした。
旅の目的だったという四つ頭茶会が行なわれた建仁寺のりっぱな御紋菓(向きが逆さですが)も。
この茶会は中国から茶道が伝えられた時の古い茶事がそのまま残っているとのこと。
中国のほうでは絶えてしまった茶事だそうです。
茶道には無知な私にとっても、とても興味深い宗教儀礼でもあるお茶会です。

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