縁起菓子

平戸の辻占煎餅

平戸にも辻占(つじうら)煎餅があることを佐賀出身の友人から教えていただきました。
平戸を含む北松(ほくしょう)地方(旧松浦藩)に「お正月に辻占」の習慣が残っているようです。

お正月のお菓子として、寒菊や一口香へそ菓子、くろんぼ(黒棒)、昆布、蜜柑などと共に用意し、
「おてがけ」と呼ばれる、お正月の蓬莱飾りに、一緒に盛られることもあるとか。
このお菓子一揃えを平戸・長崎あたりでは「七色菓子」とも呼び、年始客に包んで差し上げるそうです。素敵!

この辻占せんべいも、11月から12月限定生産だそうです。
こちらのお店では、普段は長崎土産として人気の「おらんだ焼」などを焼いていらっしゃる様子。

ずっと以前にご紹介した「佐世保の辻占煎餅」も、佐世保でというよりは、
実際には北松地方で消費されているということも今回初めて知りました。


紅白で焼かれているのが北松地方の特徴なのでしょうか?お正月菓子にふさわしい!
下は一緒に出されるという「寒菊」。素敵なお正月の習慣ですね。



平戸・金沢のお正月の辻占について中町泰子さんが取材をされ、論文「新年の共食機会に見られる占い菓子享受の習俗化」(2011.3)にまとめられました。
また、『福を呼ぶ お守り菓子』溝口政子+中山圭子(講談社 2011)には、川原慶賀の「正月」図も掲載し、「おてがけ」についても記載しました。
  「いとおかし」index
  indexへ
更新順で次のページへ
  次のページへ

2007.4 / 2011.11リンク追加