
ウイーンの復活祭の子羊のケーキ
復活祭には主にカトリック圏の国ですが、あちらこちらで子羊のケーキが登場します。 フランスのアルザス地方などには子羊の陶製の型があり 復活祭についてはこちらのページでもスペインの菓子やパンを見ていただけます。
写真などではいろんな子羊のケーキをみる機会があるのですが、
今回初めてつくることから携わって、食べてみれたのはウイーンの子羊のケーキでした。
四旬節が終り、その日からは肉も卵もたべられるという復活祭のために
ウキウキした気分でつくるこのケーキは、バターたっぷりのとてもおいしい贅沢な配合です。
焼き上げてからバタークリームを塗って、ココナッツをまぶしました。

型からはずしたところ。右は型を立てて生地を入れる前。
外見は「これなあに?」というような素焼きの塊のような形です。
そうと知らなければ、菓子型だとは気がつかないような不思議な型です。
それもこれも、焼く時は頭を下に逆さの状態で焼かなくてはならないからです。
こんな型をつくってまでも可愛らしい立体的な子羊にこだわるようすが
キリストの復活をこころから大切に思う気持ちの表れなのではと思わずにいられません。
パンの文化史研究家、舟田詠子さんの復活祭がテーマの講演会でのテーブルには、アルプスの復活祭のパン、
ラインリング(「鍋にいれる」というような意味)も。クグロフとほぼ同じ配合で甘くおいしい。
そして食紅で色をつけたゆで卵も復活祭には欠かせないもの。ゆで卵を抱えるようにつくるパンは
やはりカトリック圏では無数のバリエーションがあるのです。またいくつかまとめてご紹介できたらと思います。
