縁起菓子

金花糖のお雛菓子

今では珍しくなってしまった金花糖。砂糖を溶かし、型に流してつくります。
ポイントは砂糖を型に流す前に攪拌するということで、この「摺り」によって空気を取りいれ、
半透明のきれいな金花糖ができあがります。有平糖との違いはこの「摺り」にあるように思います。
空気が入っているので、できたては歯脆くもあるのです。
薄く仕上げるのはまさに職人技ですが、光にかざすと、すりガラスのように光を通してきれいです。

この「お雛様」も10年以上経って、半透明の白が不透明になっています。
東京のほうでもお雛様の時期になると、金花糖が売られていましたので、お雛様に供えるお菓子として
続いていたのだと思いますが、お雛様そのものが金花糖というのは他の地方でも見たことがありません。

江戸の金花糖は「守貞謾稿」(1853年頃)によれば、京よりくだったものとされていますが、
金花糖のはじまりは不明ですし、金花糖という呼び名もいつからなのでしょうか?
金花糖より前に生姜糖などがあったようですし、駄菓子としてあちこちに残る板金花(糖)、
さらには、カルメラ(カルメ焼きと違い砂糖の他に卵白を使う)との関係も気になるところです。

カルメラについては「加賀銘菓の越野」のサイトの「金花糖の歩み」で、作り方を紹介されています。
また、金花糖の発生についても、製造者の立場から大変興味深い考察をされています。


「鎌倉のお菓子屋さんのケースに同じ猫たちが並んでるのを発見!
製造はもう東京に一軒という錦糸町の職人さん。初めてみる型もの、野菜、貝、魚がたくさん!!」
と2003年に書き加えたのでしたが、その職人さんはおやめになったようです。
近郊のお菓子屋さんへ卸されていて、技術的には高かったようにお見みうけしましたが、残念でした。
最後の頃の雛祭りにみつけたり、いただいたりしたのが、下の犬張子です。

佐賀の砂糖菓子(金花糖)金沢の金花糖新潟分水町の金花糖、もご覧いただけます。

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2001.5*2003.2更新*2009.6リニューアル