縁起菓子

長野の小正月の「まゆ玉」*ものつくり
ご開帳の年ということで、善光寺まで出かけていった折、お蕎麦屋さんで発見がありました。 長野ではこの予祝のおまじないの枝を「まゆ玉」ではなく、「ものづくり」と呼んでいることは知っていましたが、 もっとよくご覧になりたい方は種久商店さんのHPへどうぞ。
後で調べると、その縁起物は、青麻講の笹飾りと初午の笹飾りでした。
その2つの飾りは長野の笹飾りでご覧いただけますが、
それらの飾りの製造元、長野市の種久商店さんには、全く偶然に、インターネット上で出会ったのです。
120年以上という老舗の最中種屋さんのつくる飾り菓子に、すっかり感激しました。
種久さんではひとつひとつの飾りものを総称して「もめん玉」と呼ぶと知り、面白いなぁと思いました。
この地方では、ある時期「木綿」が収入を保証する大切な作物であったことをうかがわせます。
それぞれ土地の産物や生業、願いの対象が、この枝につけるものに表れているように思えます。

そして、「もめん玉」には、長野県らしい野沢菜やりんごなどもあって、地域色が豊かです。
「もめん玉」は新潟県寄りの北信地方での呼び名で、今は餅種製ですが、昔は餅や団子で農作物を象ったことでしょう。
白のままの餅種も混じっているのが意外に珍しくて、美しいと思いました。

もめん玉の一袋と下はその中身。小判類がたっぷり。この頃ではスーパーなどにも卸すとのこと。
種久さんでは、他にはないほどの大きな「大判」をつくられています。
この大きさの餅種を反りかえらせずに、平らに乾燥させて仕上げるのは大変な作業のようです。

招き猫もあり。右は大判、中判、小判の裏。
それぞれ、恵比寿様が鯛を釣り上げる図、「福ハうち 鬼ハ外」、「大当」と芸が細かい。
その他お盆菓子もあり、新潟のものと一緒ににこちらのページでご覧ください。
また新潟のまゆ玉と会津のまゆ玉もご覧いただけます。年が明けたら山形のまゆ玉「ダンゴギ」も登場予定。
また2004年の小正月にはまゆだまの展示も企画中!
また、かわら版「餅花からお炒りへ」では「餅花」、「まゆだま」とはどういうものか、少し書いています。

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