天神さまと線香花火

新津(今は新潟市)の古田というところに天神部落がある。
ということを知ったのは古い資料からでした。
その村では、天神さまの日に花火をするので、その晩は村中が煙るという話。

新潟県内には、天神さまの日を祝ったり、天神講を行う地域が多くあります。
天神さまの日には金花糖が欠かせないところもすでにご紹介しました。
さて、新津では天神さまの粉菓子(押しもの)が欠かせません。そして線香花火も!
小学校などでは、上のような粉菓子と線香花火のセットが配られるとか。
家庭では、これに松竹梅などの粉菓子が添えられて、お供えしたり、贈り合ったり。
同じ粉菓子でも、天神さまの日には鯉の粉菓子が欠かせない地域も中越地区にあります。

夜には、座敷の手あぶり火鉢(今は少なくなったでしょうけど)を囲んで線香花火をするそうです。
なんだかおとぎ話のようで、不思議。


この粉菓子の橋渡しをしてくださったのは、小千谷の表具屋さんでした。
小千谷では、中越地震以来、「絵紙で飾るひいなまつり」として、各家で保管されていた人形と錦絵を
旧暦の頃にそれぞれごの自宅などで公開するようになりました。

お雛さまもですが、壁に隙間なく飾る「絵紙」(錦絵)が圧巻です。
去年も伺ってみると、天神さまの絵紙との出会いがありました。
今年はこの絵紙を飾り、天神さまのお菓子をお供えしようと思っています。





お菓子が描かれているものも多くあり、楽しみのひとつ。


脈絡なく、タペストリーのようにつなげて飾る。この下の2枚のつなぎは菓子好きにとっては贅沢!
目黒の「餅花」と酉の市の「黄金餅(粟餅)」と「頭の芋(かしらのいも)」が描かれている。

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2008.2