豆腐巻・豆腐かすてら

初めて見た時の印象は「やしょうま」のようだなぁ、でした。
食べて見ると、お正月のお節のお重に入っていそうな甘い料理菓子でした。
この秋田県南の「豆腐菓子」を知ったのは『NECO未来堂』
童児さんとあれこれ情報交換するようになったからでした。

このお豆腐をつかったお菓子たち、特に「豆腐巻」は引き菓子としてつかわれてきたそうで、
不祝儀には今も健在のお菓子のようです。
「豆腐かすてら」のほうは童児さんによると、「昔からずっと、家庭で作って食べるお菓子でした。
昭和55、6年ごろまでなら、豆腐カステラ用の卵焼き器をちょっと大きくした鍋が一家に1台はありました。」
ということで、ちょっとした集まりや行事につくられてきたようです。
童児さんの「お菓子なみちのく」秋田県南の豆腐巻き&豆腐カステラもご覧ください。

同じ県南の大曲市には、豆腐と魚のすり身が主原料の「とうふかまぼこ」を
引き菓子として、つくっていらっしゃるお菓子屋さんがあります。
秋田県南の豆腐文化にはちょっと特徴があるように思いますが、どうでしょう?

新潟でも少し前まで料理菓子が盛んで、野菜や寿司、魚やかまぼこも皆、粉菓子(押し物)でつくりました。
それは米の粉が豊富にあったからだと思います。
江戸時代中期にはすでに下記のような長岡藩主の節約令も出るほど。
「菓子は豆いり、串柿に限れ・・・・・粉菓子を売るを禁ず」(延寶5年領内示書より)
普段から粉菓子が贅沢につくられていた様子が伺えます。
今では想像を超えるその料理菓子のお膳一式を、再現できたらと思っています。

ついでに!沖縄では引き菓子に「カステラ」という四角いかまぼこが今もよく使われるようです。
九州ではやはり島台(佐賀ではスガジャー)をはじめとして、砂糖菓子をたっぷり使う独特な習慣が
続いていたことなど、引き菓子も地域によってかなり違い、面白いなあと思います。


しっかり「豆腐菓子」「菓子です」と表記してあり、秋田名物のお菓子であることを主張。


秋田の干し餅も一緒に入手。松本の氷餅より硬くできあがっていて、焼いてお醤油などつけると堅めのかきもちのようです。

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2006.2