
修道院のお菓子
日本でも昔は神饌菓子は美しく、りっぱなもの。
授与される餅や菓子はとてもありがたい食べ物でした。
今では見向きもされなくなり、廃れていく縁起菓子は多いのですが、
門前の菓子屋などに引き継がれたりしながら、残っているものもあります。
これと同じことが修道院の菓子にもあてはまると思うのです。
「修道院のお菓子」というと少なくとも南欧では「おいしいお菓子」の代名詞です。
中世よりオーブンや砂糖、バターなどを充分使える権限は教会が握っていました。
そして祭礼や王室の行事などのために菓子がつくられていました。
また修道院により菓子が得意な会派や、お酒が得意な会派があったりします。
シャルトルーズやベネディクティンなどの会派はリキュールの名前としてなじみがあります。
そのため、それぞれの修道院には手書きの秘蔵レシピ が伝えられてきました。
菓子業はそこから流出したり、引き継いだりしたレシピを元に始まっています。
今や素朴なお菓子は少しづつなくなっている現状は日本と同じですが、
スペイン、ポルトガルには、まだ原形をとどめる菓子が多く残り、
カステラ、金平糖といった南蛮菓子として日本に伝わった修道院のお菓子がいまだに愛されています。
少しづつ写真入りで珍しくもどこか身近なお菓子をアップしていきたいと思います。
